監督デビュー2作目で北米のエージェントと契約!
─ 下津監督が影響を受けた監督や作品はありますか?
ジョーダン・ピール、M・ナイト・シャマランはテーマなども含めて好きですね。映像でいうとデビッド・フィンチャー、ドゥニ・ヴィルヌーヴ、ヨルゴス・ランティモスです。これらの監督たちの魅力をまとめて、良いところだけを抽出したいですね。
─ 今後もホラーテイストの奇妙な作品を貫いていきますか?
『みなに幸あれ』を作ったとき、「この世界は椅子取りゲームだ」と思ったんです。清水崇監督、中田秀夫監督が作り上げたJホラーの世界で、この椅子取りゲームに勝たないといけない。でも同じ土俵で勝負するのは難しいので、だったら別の椅子を作ろうと。海外に目を向けると奇妙なホラー映画が作られているけれど、日本にはあまりないので、この席が空いていると思ったのと、自分の作風もこちらに向いているので、この方法でやっていこうという感じですね。
─ ちなみに日本ではROBOTとマネージメント契約をして、北米でもKaplan Perrone Entertainmentと契約をし、海外進出も視野に入れていますね。2作目で大きなキャリアアップです。
正直、早すぎるチャンスというか、僕も戸惑っているくらいです(笑)。でも海外の映画祭に行って思ったのは、日本から世界に出て勝負するならホラーかアニメーションだと感じました。この2ジャンルは可能性がとてもあります。
『NEW GROUP』は「よくこんな奇妙な映画を思いつきましたね」と言われたけれど、僕はもともとベタな世界観があまり得意じゃないんです。ストレートな作品を見ると、この逆はなんだろうと考え、そのまた逆も考えるのですが、不思議なことに、表→裏→表のはずが、表にならずに別なものが生まれる。そういう思考が僕にはあり、そうやって作品が生まれるのかもしれません。
─ 最後に『NEW GROUP』を楽しみにしている映画ファンにメッセージをお願いします。
老若男女、誰もが楽しめる映画になっています。自分で言うのもなんですが、とても不思議な映画です。でも観ていただければ、何かが心に響く作品になっています。ぜひ映画館で観ていただいて、この世界に共鳴していただければうれしいです。
