山下リオ、祷キララに大きな影響を与える

─ 山下さんと祷さん、本作で共演されていかがでしたか。最初の印象から変化したことなどありましたか?

山下 お顔立ちから映画に愛されている人だと私は思っていて。若いのにしっかりしているし、ちゃんと芯を捉えて生きているところを見て、私はキララちゃんの年の頃、それができていたかな?と思うし、撮影現場で対等でいてくれたことも、この映画にはいい方向に作用していたと思います。

キララちゃんは素直で嘘がない人なんです。そのキャラクターはお芝居にも表れていて、目を見ればわかるんです。セリフを言おうとして言っているとか。そういうのが1ミリもないっていうのが私はとてもありがたくて。

細川岳さんも含め、この3人だったからこそいい映画になったと思います。物おじせずに現場で芝居ができるのは尊敬するし、今後の日本映画界を背負っていく人だと思いますし、それはもう嫉妬するレベルです。

 私はマイペースで、自分の好きなものは自分で見つけようと生きてきたタイプなのですが、リオさんと出会って、もう恥ずかしいくらい影響を受けて(笑)。なんでも真似しようとは思っていないんですが。リオさんが選ぶものがキラキラ輝いて見えて、でもそれってリオさんが輝いているからなんだと思うんです。

顔合わせからクランクアップまで、ずっと「自分にできることは全部やりきろう」という覚悟を感じました。それはこの映画に限らず、きっといろんな作品でそうやって役と向き合ってきた方なんだなって。

あと、これ言っていいのかな……打ち上げのとき、リオさん、スピーチしながら泣いていて。

山下 泣いたっけ?

 泣いていましたよ。「泣きたくない!」と言いながら(笑)

山下 恥ずかしい(笑)

 その姿を見て、愛さずにはいられないというか。それはリオさんが背負ってきたもの……この映画に対しての気持ちもそうですし、かけてきた時間やエネルギーもそうだし。弱みは見せないことを貫き通してきたんだなって。そういうリオさんが真ん中にいてくれたから、この物語は成立したんだと強く思います。

負けん気が強い方なのだと思うのですが、繊細さも併せ持っている方で、それが全部芝居に活きていると思うんです。私はこんなに人に影響を受けることがあまりなかったんですが、リオさんの影響を受けて、もう最高でした。

1 2 3

4

5 6

RELATED

PAGE TOP