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山﨑努、俳優70年の覚悟「見る価値のある恥をかく」渡辺謙もサプライズ登壇『山﨑リバーサイド -俳優の肩ごしに-』東京国際映画祭

第39回東京国際映画祭のNippon Cinema Now部門で、映画『山﨑リバーサイド -俳優の肩ごしに-』が11月2日(月)に特別上映され、上映後のQ&Aに俳優の山﨑努と犬童一心監督が登壇した。さらに、山﨑と親交の深い俳優の渡辺謙がサプライズで駆けつけ、会場を沸かせた。

本作は、俳優生活70周年を迎えた山﨑努の姿を追ったドキュメンタリー映画。黒澤明監督の『天国と地獄』(63)で注目を集め、数々の作品で存在感を示してきた山﨑が、老いや病と向き合いながら「俳優とは何か?」を問い続ける姿を映し出す。山﨑本人のロングインタビューに加え、渡辺謙や柄本明、香川照之、鶴見辰吾、山田洋次監督らの証言を通して、その俳優人生に迫っていく。

「お別れのメッセージがこの映画になれば」山﨑努が語る撮影への思い

上映後、犬童監督は「これQ&Aっていうことになってるんですけども、なかなか山﨑努さんに会えることもないので、もし質問があったら、僕にしなくていいですから」と観客に呼びかけ、会場を和ませた。

続いて山﨑は「僕は無心で、カメラの前にいること。それを目的としていました」と、本作の撮影に臨んだ思いを明かした。

「病気で死にかけた直後だったんで、この世にお別れということ。この世の皆さんにお別れのメッセージを送ることが心の隅にありました。お別れのメッセージがこの映画になればいいなと思っていました。その気持ちは今も残っています」

また、劇中で語っていた「自分をさらけ出す」という言葉について問われると、若い頃から人前に立つことが苦手だったと告白。

「元々僕は恥ずかしがり屋でコンプレックスの塊で、どうも人前に出ること、カメラの前で何かすることってのはすごく苦手だったんですよ、若い頃から」

年齢を重ね、経験を積んだ今でも羞恥心や劣等感は残っているという山﨑。それでも今回は、そうした感情を取り払い、「すっぽんぽんの状態でカメラの前に立ちたい」と考えたそうだ。

そして、「犬童さんに思うままに撮っていただくという風にしたいと思いました、今回はね。多分、犬童さんのおかげで、そうなったんじゃないかと思ってます」と、監督への信頼を語った。

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