MOVIE

山下リオ&祷キララ「体験する映画」で育まれた友情

冷蔵庫を背負う女と男にフラれた女の出会い

5月15日(金)から公開される映画『トランジット・イン・フラミンゴ』。

亡くなった親友キョンちゃんとの思い出を探しにきたアカリ(祷キララ)、恋人と移住してきたけれど彼にフラれてしまうサエ(山下リオ)、地元から離れられないリュウタロウ(細川岳)。初対面の3人がフラミンゴを探す旅の道中に心通わせていく物語。

監督・脚本は『明ける夜に』『お祭りの日』の堀内友貴。なら国際映画祭による映画製作プロジェクト「NARAtive2024」から生まれた作品です。

この映画の主演を務めた山下リオさんと、共演の祷キララさんに話を聞きました。

─ 心にわだかまりを抱えた人たちが出会い、ゆっくりと人間関係を築いていく姿がとても心地よく、贅沢な時間を味わえる作品でした。山下さんと祷さん、サエとアカリの役をどのように解釈して撮影に臨みましたか?

 アカリは、映画では声しか出てこないキョンちゃんという親友の存在が大きいんです。キョンちゃんと出会うまでの彼女はうまくいかないこともたくさんあり、しんどい時期もあって。でもキョンちゃんと出会ったことで救われたんです。そのキョンちゃんがいなくなってしまったとき、意外と大丈夫なままでいられて、悲しまないといけないのに意外と進んで行けてしまう自分がいて。そんな自分をストップさせるためにキョンちゃんが見たかもしれないフラミンゴを見に行ったんだと思います。

このままだと自分の人生にとって肝心なことを落としてしまうから、その重みを背負わなければと考えて冷蔵庫を背負ったのかなと思いました。

 そうですね。キョンちゃんとの関係と冷蔵庫を背負うことを脚本で読んでいたので、私は異質なものに感じなくて。撮影でこれを背負うんだということも、意外とすんなり受け入れられる気持ちになりました。

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