映画のあとも続いていく
─ 主題歌「心海」には「切なさと疾走感が欲しい」とリクエストをされたそうですが、“死”を扱った作品でありながら「疾走感」を求めたのはなぜだったのでしょうか?
映画を観終わったあとも、観た方の人生は続いていくし、登場人物たちの時間も続いていきます。だから、静かに終わるというよりも、「これからも続いていきますよ」という思いがあって、「疾走感が欲しいです」とお願いしました。
HYさんが作ってくださった「心海」は、疾走感だけではなくて、「走り続ける」というよりも「息をし続ける」という感じなんです。優しく、時間が続いていくようなイメージ。それでいてエモーショナルで、とても素敵な曲でした。

─ 最後に、これから作品をご覧になる皆さんへ、メッセージをお願いします
『時給三〇〇円の死神』という衝撃的なタイトルですが、「世界は残酷だけど美しい」ということをベースに、笑えるところもあれば、切ない思いになるところもあって、最後には感動してしまう映画になっていると思います。映画館で観て良かったと思っていただけるような、涙が出てしまうくらい心動くシーンもありますので、ぜひ映画館で体験してほしいです。
酒井麻衣 SAKAI MAI
1991年生まれ、長野県出身。
2017年『はらはらなのか。』で商業監督デビュー。「映像作家100人2020」に選出。その後、ドラマ「美しい彼」シリーズ(21、23)が大きな話題を呼び、2023年に『劇場版 美しい彼〜eternal〜』として映画化されスマッシュヒットを記録。以降も『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』(23)、『恋を知らない僕たちは』、『チャチャ』(24)、『ストロベリームーン 余命半年の恋』(25)など話題作を立て続けに手掛ける。また、「明日、私は誰かのカノジョ」(22)、「小さい頃は、神様がいて」(25)などのテレビドラマや、なにわ男子、優里、Nissy、きゃりーぱみゅぱみゅ、などの人気アーティストのミュージックビデオも監督している。
取材:斎藤 香
テキスト・編集:Little Bird 編集部

『時給三〇〇円の死神』
10月2日(金)TOHOシネマズ 日比谷 他 全国ロードショー
原作:藤まる「時給三〇〇円の死神」(双葉文庫)
出演:西畑大吾、福本莉子、渋⾕凪咲、齋藤 潤、泉⾕星奈、佐津川愛美、⼭⼝⾺⽊也、⼩澤征悦
監督:酒井麻衣
脚本:福田果歩
音楽:富貴晴美
主題歌:HY「心海」(UNIVERSAL MUSIC / ASSE!! Records)
制作プロダクション:楽映舎
製作幹事・配給:ギャガ/ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
公式サイト:https://gaga.ne.jp/jikyu-300movie/
(C)2026藤まる/双葉社・「時給三〇〇円の死神」製作委員会