まばたきをしないで演じる意味
─ 映子が部長、先輩などに亜佐美について質問を投げかけていくとき、奈緒さん、まばたきしていなかったと思ったのですが、意図があるのでしょうか?
ちょっと照れますが(笑)。なるべくまばたきをしないようにと思っていました。対峙している相手から、映子はまばたきしていないように見えるんじゃないかと思ったんです。映子は “映し出す子” なので、鏡のような存在にしたいと。映子の見え方は対峙した人によって変わってくる。まばたきだけでなく、何か一つの動作が意味を持つ。そういう緊張感が自分の中ではありました。
私は気持ちが表に出てしまう方なので、そこは抑えて自分の中だけで持っておくけれど、抑えても出てしまった感情があったら、それは映子の表現なんだと思いながら演じていました。

─ 最後に、この映画をどういう方に観て欲しいですか?
やはり『死ねばいいのに』というタイトルに続く言葉が少しでも気になったら映画館で観ていただき、その言葉を考えてもらえたら嬉しいなと思います。

奈緒 NAO
1995年生まれ、福岡県出身。
2018年、NHK連続テレビ小説「半分、青い。」でヒロインの親友役に抜擢されて話題を集める。近作に映画『傲慢と善良』(24/萩原健太郎監督)、ドラマ『東京サラダボウル』(25/NHK)、舞台『大地の子』(26/演出:栗山民也)など。4月に初のフォトエッセイ『いつか』を出版。ダブル主演映画『シャドウワーク』が2026年9月25日公開。
ヘアメイク:竹下あゆみ
スタイリスト:岡本純子
取材:斎藤 香
写真:曽根 真弘
編集:Little Bird 編集部
『死ねばいいのに』

7月3日(金)よりテアトル新宿ほか全国公開
出演:奈緒、伊東蒼、前原滉、髙橋ひかる、草川拓弥、浅野竣哉、カトウシンスケ、木原勝利、日高七海、田畑智子、平原テツ
原作:京極夏彦「死ねばいいのに」(講談社文庫)
監督・編集:金井純一
脚本:喜安浩平
音楽:D flat
主題歌:This is LAST「アイリス」(SDR)
製作幹事:S・D・P、メ〜テレ
配給・宣伝:S・D・P
製作プロダクション:ダブ
公式サイト:https://shinebaiinoni-movie.com/
(C)京極夏彦/2026映画「死ねばいいのに」製作委員会
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