ソヒの役作りと未来のキャラクターの裏側

─ お芝居に関して、ソヒは思春期の難しい時期を迎え、お父さんへの反発などの葛藤を抱えていた役でした。監督はどのように演出されたのですか?

 お母さんを舞踊レッスンに呼んだ時、恒那さんがすごく嫌がったんですよ。お母さんに対して「もういいから、何も言わないで!」という感じで。それを見て、思春期のど真ん中だなと思い、そういう感情が彼女の中にあるのなら大丈夫だと思いました。

─ 恒那さんはソヒ役とどう向き合って演じたのでしょうか?

恒那 ソヒは性格的に私にとても似ている部分が多いと感じました。授業態度、お父さんへの接し方など、普段の私との共通点が多かったです。

─ ソヒは日本人の学校との交流会で未来と出会って、友情を育んでいきます。二人が仲良くなっていくプロセスはとても青春を感じました。ソヒにとって未来は視野を広げてくれる存在だったのかなと思ったのですが、監督は未来のキャラクターをどう作り上げていきましたか?

 私はこの映画を日本の方に見て欲しかったのですが、未来はいちばん日本人の目線、観客に近い位置になったと思います。本当は、最初はネガティブな見方をしていて、それが変化していく様子を振り幅を持って描けたらよかったのですが、最初から最後まで割といい子になってしまいました。私が在日側なので、立場的にあまり日本人を悪く描けないという葛藤はありましたね。

(C)2026 K2 Pictures

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