続いて、家臣たちを演じた面々も撮影時の印象的なシーンを回顧。坂東や吉原からは、菅田演じる官兵衛の凄まじい演技が挙げられ、「牢獄の中の官兵衛の声がすごかったです。『ゴゴゴゴゴゴ…』って地響きするような感じで印象的でした」(坂東)、「どこか舞台を観ているような感覚に一瞬錯覚するほど圧倒されましたね」(吉原)と、幽閉されながらも異彩を放つ天才軍師の存在感を称賛。菅田自身も「自分も同じように聞こえた瞬間があって驚いたんですが、でもあれは撮影地が松竹の京都撮影所だったことが理由で。長年の歴史ある場所なので、土埃りで実際に喉がゴゴゴゴって(笑)。京都の歴史がそうさせましたね」と意外な舞台裏をぶっちゃけ、客席の笑いを誘った。
イベント終了時刻も差し迫るなか、最後に一同を代表して本木、黒沢監督の挨拶で締めくくられると場内からは本日一番の盛大な拍手が。「苦労をともにした皆と、今日こうして舞台に立てていることは一つのゴールではありますが、これからこの作品がどんな形で解き放たれていくのか。皆さんの手に委ねることになります。どうか、『黒牢城』に愛着をもって、皆さんで色んな感想を広げていただけると嬉しい」(本木)、「『この映画はチャンバラではない。刀ではなく“言葉”で切り合う作品』だと、海外の評論家が上手く表現してくれていました。まさにその通りだなと。ぜひ皆さんも“言葉の切り合い”を楽しんでもらえれば」(黒沢監督)。“チーム黒牢城”による作品愛に満ち溢れたジャパンプレミアは、大きな感動に包まれながら盛大に幕を閉じた。